フローディレクティブと変数ディレクティブ
フローディレクティブは、製品が構成ファイルを処理する方法を制御します。フローディレクティブは、常に%で始まります。次のフローディレクティブが使用可能です。
フローディレクティブ | シンタックス | 意味 |
---|---|---|
%include | %include<ファイル指定> | 1つ以上の構成ファイルをインクルードしてから、この構成ファイルの次の行を処理します。<ファイル指定>の部分では単一のファイルを指定するか、複数のファイルをインクルードするようワイルドカード文字を含めることができます。<ファイル指定>の部分には構成変数を含めることができます。次に例を示します。
%include $(_USTN_WORKSPACECFG) |
%include<ファイル指定> level <レベル指定> | %Includeディレクティブには、(別のレベルディレクティブが検出されるまで)インクルードされたファイルの割り当てが適用される構成変数のレベルを含めることができます。次に例を示します。
%include $(_USTN_ROLECFG) level Role |
|
%if | %if <式> | <式>がtrueに評価される場合は、次の行を続行します。それ以外の場合は、一致する%else、%elifまたは%endif文にスキップします。<式>のシンタックスについては、演算子を参照してください。次に例を示します。
%if $(PHASE)=="Final" |
%ifdef | %ifdef<構成変数> | <構成変数>が定義されている場合は、次の行を続行します。それ以外の場合は、一致する%else、%elifまたは%endif文にスキップします。次に例を示します。
%ifdef _USTN_ROLECFG |
%ifndef | %ifndef<構成変数> | <構成変数>が定義されていない場合は、次の行を続行します。それ以外の場合は、一致する%else、%elifまたは%endif文にスキップします。次に例を示します。
%ifndef MS_DEF |
%else | %else | falseに評価される%if、%ifdefまたは%ifndef文は、一致した%else文があれば、その次の行で続行されます。 |
%elif | %elif <式> | falseに評価される%if、%ifdefまたは%ifndef文は、最初に一致した%elif文で<式>を評価することで続行されます。式がtrueに評価された場合は、次の行で処理を続行します。それ以外の場合は、次の%elif、%elseまたは%endif文にスキップします。次に例を示します。
%elif defined (MS_RFDIR) |
%endif | %endif | %if、%ifdefまたは%ifndef文の条件ブロックの最後を示す文です。 |
%echo | %echo<メッセージ> | MicroStationのテキストウィンドウで<メッセージ>の内容を表示し、処理を続行します。次に例を示します。
%echo $(MS_DEF) |
%error | %error<メッセージ> | 処理を停止し、エラーとして<メッセージ>の内容をレポートします。次に例を示します。
%error unexpected value |